共産支持へ 大激動
「何としても比例5議席絶対確保を」―21日投票の参院選で日本共産党支持の大きな流れをつくろうと参院比例・選挙区候補を先頭に、全国の党支部・後援会が16日、寸暇を惜しんで党の政策を知らせる街頭宣伝や、「マイ名簿」、テレデータなどで対話・支持拡大に奮闘しました。「全国は一つ」で全党員と党組織の大奮闘をよびかけた党常任幹部会の訴え(「しんぶん赤旗」16日付)を受け、各地で決起集会も開催。こうしたとりくみのなかで、保守の人たちからも「比例は共産党を」と党支持を公然と表明する大変化がおきています。
農協組合長が街頭で共産党応援演説
政治任せたい
JAにったみどり代表理事組合長 橋場正和さん
群馬県の新田みどり農業協同組合(JAにったみどり)の橋場正(まさ)和(やす)代表理事組合長が16日、高崎市での日本共産党の街頭演説で初めて応援のマイクを握りました。
橋場氏は「自分たちの生活を守ってくれる日本共産党に、これからの政治をお任せしたいという気持ちでいっぱいであります」と表明。40年間にわたり役員などを務めてきた自民党も「先日脱退しました。仲間の生活を守るためであります」ときっぱり。
「私同様に今まで共産党とほとんど無縁に近かった、支持もしなかった人たちに、私どもの心の声を聞いていただきたい。私はいわば自民党の異端者かもしれません。それで結構です。自分の生活を自分で守るために、日本共産党を命の続く限り支持いたします」と述べると、聴衆から大きな拍手と歓声がわき起こりました。
会社朝礼に共産党県委員長がよばれた
弊社の考えと一致する
三重
日本共産党の大嶽隆司三重県委員長は、建設業界の会社の朝礼であいさつする機会を与えられ、その後の会長との懇談で「もっと元気に頑張ってほしい」とハッパをかけられました。大嶽委員長は「会長さんの思いに驚いた。これに応えなければならない」と、決意を新たにしています。
この会長は、消費税増税ストップや原発ゼロ、TPP反対、平和憲法を守れと掲げる日本共産党に信頼を寄せ、「弊社の考えと政策が一致する日本共産党を支持」することを、暑中見舞いで知らせてきました。
懇談で会長は「われわれの業界は、消費税が増税されたら大打撃を受け死活問題だ。都議選で大躍進したことが私をさらに一歩踏み切らせてくれた」と、党を全面的に応援している思いを述べました。同時に、「知り合いに党員さんもいるが、党員さんのほうが壁をつくっているのではないですか。共産党の言っていることが一番いいんだから、もっと元気に頑張ってほしいですね。今度は絶対に勝って下さい。私も頑張りますから」と語り、大嶽委員長に握手を求めました。
立場超え「今度は倉林さん」
他党派の元議員続々
京都
京都府下で、激戦を繰り広げている日本共産党と倉林明子選挙区候補に、他党派の元市議や元町議らから、「共産党しかない」「今度は倉林さん」と立場の違いを超えて期待が広がっています。
府北部のある元町長は、憲法を変えようという安倍政権に危機感を募らせています。原発問題でも「こんなにひどい事態になっているのに、続けようというのは許されない」「今度は共産党しかない」とカンパを寄せました。
別の、自民党員の元町長も改憲やTPPの問題に懸念を示します。「安倍さんの暴走、右傾化はひどすぎる。憲法9条はなんとしても守らなければいけない」
北部の元社会党市議は「自民党は暴走しているし、歯止めがかからない。これまで比例は社民、選挙区は民主にしてきた。憲法のことがあるので選挙区は倉林さんに入れる。がんばってくれ」と期待。
福知山市の日本共産党の演説会では、民主党の元市議が初めて支持を表明。「倉林さんに期日前投票した」と応援メッセージを寄せました。
社民党京都府連元代表の奥田和浩さんや元精華町議会議長の石橋平和さんらが「京都民報」に登場し、「憲法を守る議席を」とメッセージを寄せています。