しんぶん赤旗日刊紙「潮流」より

2016年1月6日(水)

きょうの潮流

三が日の後、すぐの仕事始め。夏の参院選につながる国会も開会し、新しい年の幕開けは駆け足で進んでいきます。世の中の性IMG_7054赤旗1面トップ記事急な動きを映しているようで、なんとも慌ただしい▼きょうは小寒。〈夕焼けに野川が染みつ寒の入り〉(秋桜子)。ほんらいは最も寒さ厳しい日々がつづく時期ですが、こう暖かくては調子もおかしくなります。急ぎ足の中でも無理をせず、心と体をいたわる時間をつくりたい▼あすは七草。それぞれ効用のある春の七草を食し、一年の健康を願います。もらった年賀状にこんな“七草”がありました。セリ(自由)ナズナ(平等)ゴギョウ(博愛)ハコベラ(民主)ホトケノザ(立憲)スズナ(主権)スズシロ(9条)▼「美しい祖国(国民連合政府)をめざすわたしの春の七草事始」。日本人が風習として親しんできたものに、いまの市民革命的な状況を重ね合わせ、さらに運動がひろがるよう―。作者で詩人の浅尾忠男さんが込めました▼年が明けても国民の新しい歩みはたゆみなく。戦争法廃止と立憲主義の回復を求める「市民連合」が開いた初の街頭宣伝。主権者である自分たちが政治を変えていく。安倍政権を倒すために野党は共闘を。胸に響く訴えが次々と▼上智大教授の中野晃一さんは「今年が良い年になるか、悪い年になるか。それは私たちの手にかかっている」。精神科医の香山リカさんは、個人が尊重される社会をめざし携えてきた手を離さないと。「心や言葉を持った人間であることのたたかいだ」                                 写真は1月6日しんぶん赤旗日刊紙1面トップ記事より

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