しんぶん赤旗」カテゴリーアーカイブ

24日付 しんぶん赤旗日刊紙の記事より

 

2017年7月24日(月)

仙台市長に郡氏

野党と市民 共同の勝利 都議選に続き自民が敗北

仙台市長選は23日投開票され、共産、民進、社民、自由の4野党と「市民の会」の共同候補の郡(こおり)和子氏(60)=無=が激戦を制し、初当選しました。


写真

(写真)郡和子氏

市長選は、市民と野党共闘対、自民・公明陣営の総力戦となりました。自民党が惨敗した東京都議選に続き、自公が推す会社社長の菅原裕典氏(57)=無・新=が敗れました。菅義偉官房長官が菅原氏の応援に入りましたが、街頭には立てませんでした。

支持を広げる対話や街頭のメガホン宣伝中も、市民から、「自民党を勝たせるわけにはいかない」「安倍首相のやりたい放題にはあきれる」など、安倍政権への怒りと野党共闘に期待する声が郡陣営に多数寄せられました。

日本共産党は、郡氏と「憲法をくらしに生かす」「35人学級を小中学校全学年で実施」「給付型奨学金をつくる」「認可保育所を増やす」などの12項目の政策を確認し、全力を挙げました。

選挙最終盤の20日には、市民と野党が共同で1700人の大集会を開き、共産党の穀田恵二衆院議員、民進党の桜井充参院議員、岡田克也衆院議員らが市民代表とともにそろって訴え、共同を最後まで広げました。

7月15日付け しんぶん赤旗日刊紙「主張」

 

 

 

2017年7月15日(土)

主張

日本共産党95周年

歴史に立ち、未来きりひらく

日本共産党は1922年(大正11年)7月15日の創立からきょうで95周年です。日本共産党が躍進し自民党が歴史的大敗を喫した東京都議選、人類史上初の核兵器禁止条約の採択―。党の節目となる記念日を国内外ともに歴史的大激動が進行する中で迎えたことは特別の感慨があります。党創立以来の1世紀近い歴史には、国民の利益擁護、平和と民主主義の旗を不屈に掲げ、時代を切り開いた歩みがしっかりと刻まれています。その到達に立ち、未来に向けて多くの国民と力を合わせ、日本の新しい政治を前に進めるために、さらに使命を果たしていく決意です。

先駆性をいまに引き継ぎ

95年前、日本共産党が創立された戦前日本は、いまでは想像もできない「天皇絶対」の専制政治・人権抑圧体制でした。国民の自由な発言は許されず異論を唱えれば容赦なく弾圧されました。共産党は誕生とともに非合法として活動せざるをえませんでした。いまのG7(主要7カ国)参加国にも当時、共産党が生まれましたが、これほど異常で過酷な弾圧にさらされたのは日本だけです。 続きを読む

6月28日付け しんぶん赤旗日刊紙「主張」

2017年6月28日(水)

主張

沖縄基地負担強化

米軍の横暴勝手をやめさせよ

沖縄で安倍晋三政権が名護市辺野古の新基地建設を強権的に推し進める下、米軍が横暴な行為を際立たせ、基地の過重負担を県民に一層強いています。翁長雄志県知事は、沖縄「慰霊の日」の「平和宣言」(23日)で、新基地工事強行とともに、オスプレイの墜落をはじめとする米軍機事故の多発、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練や外来機の飛来などを挙げ、「基地負担の軽減とは逆行している」と批判しました。安倍政権は、新基地建設を中止するとともに、勝手放題の米軍への追従姿勢を根本から正すことが必要です。

日米合意の違反相次ぐ

沖縄では昨年、元米海兵隊員の軍属が20歳の女性を暴行・殺害する凶悪事件(4月)や米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の垂直離着陸機オスプレイの墜落事故(12月)が続きました。 続きを読む

24日付 しんぶん赤旗日刊紙「主張」

2017年6月24日

主張

「加計学園」新疑惑

憲法に基づく臨時国会の重み

国会開会中は野党の質問に「印象操作」などと開き直り「森友学園」や「加計学園」の疑惑をごまかし続けた安倍晋三首相が、閉幕後の記者会見では「真摯(しんし)に説明責任を果たしていく」と発言したのに、新たに明らかになった側近中の側近、萩生田光一官房副長官の疑惑については説明責任を果たさず、自民党は閉会中審査も拒否しています。共産、民進、自由、社民の野党4党は憲法53条に基づく臨時国会を開催するよう申し入れました。国会議員の4分の1以上が要求すれば臨時国会を開くのは内閣の責任であり、開催要求の重みを政府は受け止めるべきです。

「国権の最高機関」の責任

憲法53条は、「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とあります。 続きを読む