きょう(1日)井原市内3箇所で大気中の放射線量の定期観測を行い、いずれも異常はなかった。県内の市町村で独自に定期観測するのは初めてだそうです。先ず、午前9時から、井原市役所西駐車場で井原市環境課の職員が放射線量の測定を行いました。西駐車場での測定が済んだあと、それぞれの支所に移動し、芳井支所では9時半から、また、美星支所では10時8分から測定しました。測定方法は、地上1mの高さに機器を置き、測定を始めて1分ごとに5回測定し、5回の測定の平均値を測定値として確定するものです。その結果、井原市役所が、毎時0.080マイクロシーベルト、芳井支所が、毎時0.058マイクロシーベルト、美星支所が、毎時0.068マイクロシーベルトで、いずれも県が示す平均値の毎時0.043~0.104マイクロシーベルトの範囲内で3箇所とも異常はなかった。担当課の話では「通常の放射線量を測定し、市民の方に安心していただくと同時に、周辺で原発事故等があったとき、通常の数値と比較し、県と連携をとりながら迅速で的確な対応をしていきたい。当面は毎週火曜日に測定し、数値は月1回市のホームページで公開する。測定希望者には希望者の敷地内に限って出張測定する。」とのことでした。この測定を実施することになったのは、先の井原市議会9月定例会で、福島第1原発事故後、市民から「通常の放射線量を把握してほしい」という声を聞き、私が「市で放射線量測定器を購入し、定点測定をしてはどうか。また測定希望者には測定をしてあげては」と質問・提言した結果、市が10月に堀場製作所の「ラディー PA1000」という機器を11万8千余円で購入し、きょうから測定をはじめたものです。写真は左から西駐車場で測定する職員。測定の様子を取材・撮影する山陽新聞、中国新聞、井原放送、OHKの報道陣。測定機器。
井原市が放射線量測定開始
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