月日が経つのは早いもので、はやきょうから6月です。早速、きょう1日の午後2時から、井原市役所で、平成24年6月井原地区消防組合議会臨時会(写真)が開催され出席しました。議案は3件でした。その中で、はしご付消防自動車1台、契約金額177,975,000円を取得するという議案が上程され、審議した結果全会一致で可決されました。議案の審議に先立ち、瀧本豊文管理者(井原市長)が、あいさつ(写真)の中で、消防業務について、概要次のように話されました。一部割愛していますが、次に紹介します。
消防業務について、若干のご報告を申し上げたいと思います。
テレビ、新聞等で再三報道されました5月13日に発生した福山市のホテル火災では、宿泊客7人が死亡するという、大惨事となりました。この大変痛ましい結果を受け、当井原地区消防組合では、火災翌日の14日より、宿泊を伴う防火対象物に対しまして、緊急査察を実施したところでございます。内訳としまして、井原市内に13箇所、矢掛町内に1箇所ございまして、4日間をかけて実施いたしました。査察の結果でございますが、消防用設備等の未設置施設が3箇所、防炎カーテン等の防炎品一部未設置施設が11箇所、消防用設備の点検結果報告書の未提出が9箇所、その他軽微な違反が見受けられました。なお、全14箇所の対象物の内、用途変更により9箇所が宿泊を伴う対象物でございました。指摘箇所につきましては、早速に改善するよう指示を出してきたところでございます。
さて、平成23年度事業として進めてまいりました指令台統合型位置情報通知システムの整備委託についてですが、整備を終わり4月より順調に携帯電話からの119番の受信業務を開始しておりますこと、ご報告いたします。
また、同じく消防救急無線デジタル化実施設計委託は、提出されました成果物の内容を精査したところでございますが、当初予定し、お伝えしておりました平成25年度、26年度の工事等を、より早期な完了を目指して、25年度単年度においての実施、完了に向けて計画を練り直しているところでございます。事業計画の内訳としまして、第1点として、消防救急無線のデジタル波を送受信するためのアンテナ及び鉄塔と無線機等を収納する局舎の建築、更にはデジタル無線機本体を設置するデジタル無線設備工事、及び第2点として、このデジタル波を高機能指令台へ接続する指令台改修業務委託、更には、第3点として、これら工事等を監理監督する業務委託の3本を柱として、計画しているところでございます。
また、職員採用の状況でございますが、本年4月に6名の新規職員を採用し、現在岡山県消防学校の初任教育に入校中でございます。