きょう4日午後1時30分から、井原市議会6月定例会で提案される案件の議会(議案)説明会(写真)が、全議員対象にありました。一般会計の補正予算は、山田財政課長が説明しました。これより前、長野総務部長が補正予算以外の案件の説明をしました。説明は約20分で終わりました。
きょうの午前中、市議会6月定例会の発言通告書を議長宛に提出し、担当課のヒアリングも受けました。今回の質問で、平成元年6月定例会の初回質問以降、連続93回目の質問になります。今回の質問9項目を加えるとトータル571件の質問をすることになります。あす5日の午前10時が通告書提出の期限です。この提出を受けて、午後2時から議会運営委員会が開催され、何人が質問するかもハッキリしますし、質問の順番も決まることになります。発言通告書のの内容は次のとおりです。
1.小・中学校、市立高校の2学期制検証委員会の設置を早めては
前回の2月定例市議会で、学校3学期制の復活をと提言しました。片山教育長は、「平成24年度、中学校指導要領全面実施後の12月以降に、大学の先生などを含めた検証委員会を編成し、平成25年度から2学期制の見直しを含めた検証を行いたい」とお答えになりました。
上記の質問以後、教育関係者や保護者から、「12月以降と言わず、早期に編成し、今年度中に結論を出すべきだ」という声を聞きます。検証委員会の設置を早めてはどうですか。
2.美星地区、芳井地区の公共交通のバス運行時間の改善・充実を
美星、芳井両地区のバス利用者、特に高校生やその家族から、帰宅時間帯の増便や、最終便の時刻繰り下げを望む声が強く、関係高校生のアンケートでも、このことが数字的にもはっきり出ています。これらの声に応え、早急に改善・充実してはどうですか。
3.合併後の美星、芳井両支所の大幅人員削減と課の統合で市民サービスの低下を招いています。市は、この現状をどう考えていますか
以前にも、この問題を取り上げた経緯があります。井原市、美星町、芳井町の合併時に比べ、年々、美星、芳井両支所の人員の大幅削減と課の統合が進み、市民サービスの低下をきたしているのが実情です。市は、合併前後に「合併しても市民サービス低下を招かないよう努力する」と言われていました。
実際にはサービス低下を招いているではありませんか。当時のこの約束をどう考えておられるのでしょうか。
4.中学校での柔道必修化に伴う事故の対策と対応の強化及び、国からの調査に対して井原市としての改善点の具体的内容は
平成15年から平成23年の9年間、毎年、市内の3中学校で、部活などで柔道をしていて、骨折や捻挫などの事故(けが)が起きています。今年度から中学校で武道が必修化されました。柔道を選択した学校では、事故を起こさない安全対策と対応の強化が求められます。具体的にはどう取り組むことにしていますか。
また、3月9日付の文部科学省スポーツ・青少年局長からの「柔道必修化に伴う柔道の安全管理の徹底について」(依頼)が届いており、井原市も4月27日現在で取りまとめています。
この調査票での改善点や指導体制チェックリストは、具体的にはどういう内容ですか。
5.今年度から小田川の堤防決壊を想定し、避難訓練を実施します。市として獲得目標と全体構想をどう立てていますか
今年度初の試みとして、小田川の堤防決壊を想定した避難訓練を芳井地区で行うことが明らかにされています。市として、この避難訓練での獲得目標と全体構想をどう立てていますか、具体的な内容をお尋ねいたします。
6.老朽が進んでいる市立高校の校舎についての今後の方針は
これまでも、老朽が進んでいる市立高校の校舎についてどうされるのかという質問は、市議会の一般質問で何回か出されています。しかし、これまでの答弁では、先の見通しは立っていません。改めて、その後の検討結果と、いつまでもズルズルと結論の引き延ばしをするべきではないと考えます。具体的解決策をお考えでしょうか。
もし移転するとすれば、移転可能な最低条件はどのようなものになりますか。
7.孤立死・孤独死などの悲劇を生む困窮の構造にメスを
全国的に孤立死や孤独死の報道を、新聞やテレビで見聞きします。井原市でも孤立死・孤独死ということではないかもしれませんが、独居老人の死亡が、福祉事務所がつかんでいる事例だけでも、平成21年に2件、22年に2件、23年に3件あります。市として、これらの死亡原因をどう分析されていますか。この7件については、死亡原因は様々でしょうが、生活保護の受給や社会保障の遅れが原因で死亡というような悲劇を生んではいけません。
悲劇を生む困窮の構造にメスを入れ、井原市から、孤立死・孤独死は絶対出さないという取り組みを強める必要を痛感します。市として、今後の取り組みをどうすればいいとお考えでしょうか。
8.西江原町の立戸公園にドームを建設し、全天候型公園に
西江原町の立戸公園は、多目的での利用が頻繁に行われています。この公園を、雨が降っても利用できるようにドームを建設し、全天候型公園にグレードアップしてはどうですか。
9.市議会議員選挙、市長選挙の「選挙公報」を市のホームページに掲載を
全国的には「選挙公報」を市のホームページに掲載している自治体があります。井原市も、若者を含め、一人でも多くの有権者に、立候補者の政策等が浸透し、ここのところ、毎回下がっている投票率が上昇することを想定し、今までどおり各戸へ「選挙公報」を配布することと合わせ、市議会議員選挙と市長選挙の「選挙公報」をホームページに掲載するよう条件整備をしてはどうですか。
「孤立死・孤独死などの悲劇を生む困窮の構造にメスを」ということですが、お笑い芸人の河本さんのお母様が生活保護を受け取っていたことが明るみになり、更に河本さんの奥様のお母様も生活保護を受け取っていたことが明るみになったことで、子が高所得または安定した所得を得ているケースの生活保護受給者による孤立死・孤独死などの悲劇が発生しないか心配です。子がいくら高所得または安定した所得を得ていても核家族社会の現代では、親子関係がうまくいっていないなどの問題によって子からの支援を受けられない方も当然のことながらいらっしゃるわけですから、そういった問題にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。
一読者さま
コメントありがとうございました。
後半で「子がいくら高所得または安定した所得を得ていても核家族社会の現代では、親子関係がうまくいっていないなどの問題によって子からの支援を受けられない方も当然のことながらいらっしゃるわけですから、そういった問題にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。」
と書かれています。
まさにそのとおりで、ご指摘の観点で質問をしようと考えての問題提起です。
最近のニュースで、厚労省は、これらの複雑な家族事情(状況)などを無視して、扶養義務者になぜ扶養できないか報告を求めるような法改正をといい始めました。ただでさえ生活保護申請の高い分厚い壁が一層高く分厚い障害となって孤立死、孤独死を招き、また、生活保護申請者数の減少につながる懸念があります。国はそれを望んでいるのでしょうが・・・・・。絶対そうさせてはいけないと考えています。