きょう24日午後2時から、井原市民会館で井原市民大学講座があり出席しました。講師はロス五輪にマラソン選手として出場した増田明美さんでした。演題は「自分という人生の長距離ランナー」と題した講演でした。当然のことながら、導入部分で井原市内の私学、興譲館高校からオリンピック選手が誕生したことに触れ、重友選手と新谷選手の対照的な性格などを、具体的な例を示しながら話されました。話の中で特に感動したのは、1984年にロス五輪にマラソンで出場し、完走出来ず棄権したことで「死にたい」とまで思うほど落ち込んだこと。しかし、どうにか立ち直って、大阪国際女子マラソンに出場し、沿道からの「増田ッーーー!。お前の時代は終わったんやでーーー!」との男性の声でガックリ来て、途端に歩き始め、マスコミに会わないために、地下鉄でこっそり帰ることを考え、歩きながら駅を探したが見つからなかった。駅を探しながら歩いている時、女性数人の市民ランナーが追い越す時、私の肩をたたいたり、「さあ行こう!」などと口々に励ましてくれ、それに励まされ、また走り出し完走したという話でした。9日の乙武さん、きょうの増田さんの講演は、今後の人生に役立つ内容で良い講師でした。写真は閉講式ですばらしいあいさつをされた山本嵩之井原市民会館文化事業実行委員会副委員長
市民大学 講師増田明美
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