きょう27日午後1時30分から4時まで井原市芳井生涯学習センターで備中県民局と井原市の主催で「鳥獣被害防止対策セミナー(ニホンザル対策)」が開催され聴きに行きました。内容は「みんなで取り組む獣害対策」(ニホンザルの生息及び被害実態の把握と被害対策)と題して 澤田誠吾 島根県中山間地域研究センター主任研究員が講演(写真)されました。講演の中で獣害対策の5か条として①集落内の未収穫野菜、収穫残渣など「餌場」をなくす ②耕作放棄地や藪などの隠れ場所(潜み場所)をなくす ③囲える畑は侵入防止柵でできる限り囲う ④集落は怖いと覚えさせる。獣をみたら必ず追い払う ⑤被害を出している個体を適切に捕獲すると言っておられましたがこれが被害防止の基本のようです。この5か条に沿って頑張っている集落の取り組みなどの紹介がありました。講演のあと市農林課の「井原市における追い払い」と(株)ライズの「駆逐用花火の安全な取扱い」について話があり、最後に野外でエアガンによる追い払い実習(写真)と駆逐用花火による実習(写真)が行われました。地域を挙げての被害防止対策になるので取り組みは大変でしょうが、示唆に富んだ講演でした。
鳥獣被害防止対策セミナー
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