「きずな」の原稿づくり/しんぶん赤旗「主張」

きょう6日は10日付のしんぶん赤旗読者ニュース「きずな」の原稿づくりをしました。

辺野古新基地

「銃剣とブルドーザー」またか

工事は、辺野古の米海兵隊基地キャンプ・シュワブ沿岸域の埋め立てに先立ち、同基地内に作業ヤード(作業場)を確保するとし日本共産党4つの旗て、兵舎や倉庫などの既存建物を解体するため行われています。解体現場は、新基地のV字形滑走路が通る部分です。1996年に日米両政府が普天間基地の「返還」を県内移設条件付きで合意して初の着工です。72年の沖縄の日本復帰以降、県民が決して許してこなかった本格的な米軍基地建設に踏み出したことは極めて重大です。

沖縄の民意を無視して新基地建設を進める安倍・自公政権の強権的な姿勢とともに、昨年末にキャンプ・シュワブ沿岸域の埋め立てを承認した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事の裏切りは許されません。

安倍・自公政権は工事に着手した1日、新基地の本体工事も含めた事業費として予備費などから637億円(契約ベース)の支出を閣議決定しました。同時に、キャンプ・シュワブ沿岸域の立ち入り禁止区域を大幅に拡大することも決め、翌2日に告示しました。

立ち入り禁止区域は約561万8000平方メートルで、東京ドーム約120個分の広大さです。これまでは沿岸から50メートルの範囲が立ち入り禁止だったのが、最大で沖合約2キロまで拡大されます。政府は境界に、進入を阻むためブイ(浮標)の設置も計画しています。今月にも強行しようとしている海底ボーリング(掘削)調査を前にして、住民らの海上抗議行動を強制排除する狙いがあることは明らかです。県民の新基地建設反対運動を排除・弾圧し、表現・言論の自由をじゅうりんするものです。

沖縄では、新基地建設を有無も言わせず押し付ける安倍・自公政権の姿勢を、米軍の沖縄統治下の圧政に重ね合わせて糾弾する声が広がっています。米軍は50年代半ば、武装米兵とブルドーザーで住民を追い出し、家々を次々となぎ倒し、焼き払い、土地を取り上げ、基地を拡張していきました。「銃剣とブルドーザー」による土地の強制接収です。沖縄の地元紙が、現在、辺野古で進行しているのは「現代版・銃剣とブルドーザー」(沖縄タイムス3日付)だと告発しているのは当然です。

工事は直ちに中止を

不当な工事は直ちに中止すべきです。安倍・自公政権の暴走をストップさせるためには、昨年1月、県内の全市町村長と議長らが首相に突きつけた新基地断念を求める「建白書」の立場で共同のたたかいをさらに大きくすることが必要です。今夏の名護市議選で新基地建設に断固反対する稲嶺進市長の与党を勝利させ、今秋の沖縄県知事選で「建白書」の立場にたつ知事を誕生させることに力を尽くすことが求められています。

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