きょう1月11日は井原鉄道が開業して10周年になります。井原鉄道沿線では、10周年を記念して、多彩な行事が行われました。ワンコインデーとして100円で井原鉄道(総社・神辺間)を自由に乗り降りできるとあって、多くの老若男女が利用し、混雑していました。また、井原駅を発着場所に田中美術館、嫁入らず観音、華鳥大塚美術館めぐりのバス観光コースも超満員の盛況で一時は、それぞれのところで積み残しがあるなど、混乱する場面もあったようです。赤字続きの井原鉄道ですが、これを期に利用者増につながればいいのですが・・・。
確かに利用増につながればいいのですが、JRに比べて割高な運賃、それに早朝や夜遅くの運行本数が少ないことから利用しづらいという声をよく聞きます。
私の身近では、割高な運賃を支払うぐらいなら、JRの駅のコインパーキングに車を停め、そこからJRに乗るほうが運行本数も多く、行き帰りにも困らないからいいということで、JRの駅まで車で出るという人が多いです。
早朝や夜遅くの運行本数を増やし、早朝や夜遅くの運行本数をJR福塩線や伯備線の運行本数と同数にすることが求められます。
また、昼間は、井原線の運行本数と、JR福塩線や伯備線の運行本数が同数でないことにより生じるJRから井原線に接続していないダイヤについて、JRから井原・矢掛方面への足の確保として、神辺駅と清音駅で、井原~福山間と矢掛~倉敷間の井笠バスに、接続を行なわせることも必要であると感じます。
井原鉄道の収益改善ですが、どんな方法を試みても徒労に終わりそうです。そもそも開通させたこと自体が間違いだと感じます。鉄道というシステム自体があまりにも使い勝手が悪いので。
いまさらやめるわけにもいかないでしょうから、ここまで鉄道にこだわるのなら、いっそのこと井原駅の近くに鉄道区を造り、鉄道愛好家のための施設を作って世界中から愛好者を招待してみてはどうでしょうか? どこの国にも一定の比率で鉄道愛好者は存在し、マニアの厳しい目に堪えられる本物のものを作れば、収益改善の可能性もなくはないです。詳述すると長くなるので省きますが、鉄道コンサルタントを紹介しましょうか? 私もゲストとして招待してもらえば嬉しいですが。