きょう(10日)のしんぶん赤旗日刊紙1面に次の記事が掲載されていました。
8日投開票の宮城県多賀城市議補選(定数1)は、共産党の戸津川(とつかわ)晴美候補(62)=新、党市女性児童部長=が保守系無所属の元職候補との一騎打ちに71票差で競り勝ちました。 この勝利で共産党は議席を4に回復し、議席占有率は18・18%になりました。同時に予定していた市長選が無投票になり、単独選挙となった今回の補選。戸津川候補の得票は4345票で、2007年に4人が立候補した前回市議選の総得票数(3947票)を398票上回りました。7月の参院選で得た比例票(1971票)比で2・2倍になります。
戸津川候補は小中学校教員、宮城県教組専従を歴任。選挙戦では「子どもたちの笑顔が輝く多賀城に」と、少人数学級の実現や全国で39位と高い水道料金の引き下げ、リフォーム助成制度の創設などを訴えました。3年前の市議選に敗れ、返り咲きを狙う対立候補には、みんなの党の参院選挙区候補を務めた元民主党県議や自民党県議が応援に入りました。しかし市政の争点や政策をほとんど語ることなく、反共攻撃に終始しました。
日本共産党は、ビラを合計4万枚配布。候補者カー、ハンドマイクを中心とした宣伝も合計で約1100回に上りました。選挙戦をたたかった共産党塩釜・多賀城・宮城・黒川地区の天下健委員長は、「単独選挙となって以降、政策で判断しようという有権者が増えた。教育や福祉の充実など戸津川候補の『市民にやさしい市政を』という訴えが浸透したと思う」とみています。