しんぶん赤旗」カテゴリーアーカイブ

しんぶん赤旗日刊紙 「きょうの潮流」

きょう9日午前10時40分現在台風11号が大変気になるコースを進んでいるようです。今後の情報に注意していなければ・・・・。

きょうの潮流

4年前に93歳で亡くなった山口彊(つとむ)さんは二重被爆者でした。6日に出張先の広島で、その3日後に命から日本共産党4つの旗がら帰ってきた地元で。長崎三菱造船に勤めていた29歳の夏でした▼生前、山口さんはそのときの話をNHKの「ラジオ深夜便」で語っていました。戦争末期、満州や朝鮮から物資を運ぶ船を設計するため、広島の造船所へ。3カ月間働いて、長崎に帰るという前の日に芋畑で最初の原爆に遭います▼熱風に飛ばされ、顔の左半分や左腕は焼け焦げ、皮がむけて垂れ下がる。やがて黒い雨に打たれます。翌日、いくつもの死体の山を越えて駅に向かいます。川にも無数の遺体がひっついたように漂っています。「まるで人間の筏(いかだ)だ」▼一昼夜かかって長崎に着いて病院に行くと、顔も手も包帯でぐるぐる巻きに。その姿で出社した日に、またもや原爆に襲われます。あのきのこ雲が…。おぞましきものに追われる恐怖。〈くろぐろと数限りなき佛(ほとけ)たち真夜(まよ)たち上る原爆図より〉▼地獄のような「人間筏」を二度も目の当たりにした山口さんは、90歳で語り部となりました。記録映画がつくられ、取材や講演で記憶をたどる日々。そして、国連の場でも核兵器の廃絶を訴えました。「3度目は絶対にあってはならない」▼山口さんをはじめ、被爆体験者の証言は、国際世論を動かし、次の世代に平和の尊さをひろげてきました。その流れは一部の核保有国を追いつめ、核のない世界をめざす大波をつくりだしています。きょう69回目の長崎原爆の日。

しんぶん赤旗日刊紙 「きょうの潮流」より

きょうの潮流

「原発は1度事故が起きると被害は甚大で、その影響は極めて長期に及ぶため、安全性の確保のために極めて日本共産党4つの旗高度な注意義務を負っている」。福島第1原発事故をめぐって東京電力の元会長ら3人を「起訴相当」とした検察審査会の議決です▼原発を扱う会社幹部の責任を強調しています。東電は、福島第1原発を襲った津波と同じ規模の津波の試算を得ていたのに、対策が間に合わず運転停止になる恐れがあると考え、「関係者に根回しを進め」、被害回避の対応を怠ったからです▼「安全神話」に漬かった東電と規制当局も批判しています。「(試算した津波は)実際には発生しないだろう、原発は大丈夫だろうというような曖昧模(も)糊(こ)とした雰囲気が存在していたのではないか。安全神話の中にいたからと、責任を免れることはできない」と▼関西電力大(おお)飯(い)原発の運転差し止めを命じた、5月の福井地裁判決も「安全神話」を痛烈に批判しました。「地震大国日本において、基準地震動(想定される最大の地震の揺れ)を超える地震が大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにしかすぎない」▼九州電力川(せん)内(だい)原発で、安倍首相は「原子力規制委員会の審査で安全だと結論が出れば、再稼働を進めたい」と発言しています。審査さえ通れば「安全」だとは、それこそ、「安全神話」です▼議決は事故前の状況を「何をするにも原発の稼働ありきを前提に動いているように見受けられる」と指摘しています。繰り返させてはいけません。

後援会ニュースの配布/しんぶん赤旗日刊紙1面トップ記事

きょう20日も「日本共産党森本ふみお後援会ニュース」の配布を行う。あと西江原、東江原、神代の配付を済ませば配布完了です。あすには完了させたい・・・・・。

20日付しんぶん赤旗1面トップ記事

オスプレイわが物顔 列島縦断 東京・札幌に初飛来

米軍「全国の基地使う」 本紙に回答

訓練中に乗組員36人が死亡するなど、重大な事故を繰り返している米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ(沖縄・普天間IMG_1428日刊紙の記事基地所属)が19日、山口県から北海道まで、日本列島を縦断しました。日米両政府は全国へのオスプレイの訓練拡大を計画しており、その地ならしが強権的に進められている形です。


写真
(写真)横田基地を離陸するMV22オスプレイ=19日、東京都瑞穂町

オスプレイ2機が同日午前7時30分すぎ、岩国基地(山口県)を相次いで離陸。9時すぎに横田基地(東京都)に着陸しました。この間、岡山県や京都府、埼玉県など地上からの目撃が相次いでいます。

正午前に2機は「給油」後に横田を離陸して、同日午後2時20分ごろ、札幌の陸上自衛隊丘珠(おかだま)駐屯地に着陸しました。同駐屯地で20日に開かれる航空ショーで地上展示され、21日まで駐機する予定です。 続きを読む

しんぶん赤旗「主張」

秘密法施行準備

「知る権利」奪う悪法は廃止を

安倍晋三政権が、国民の強い反対を押し切って昨年末成立させた秘密保護法の年内施行に向け、政令や運用基準の案を発表日本共産党4つの旗しました。秘密保護法は、防衛、外交などの行政情報について、政府が「安全保障に支障がある」と判断すれば「特定秘密」に指定し、国民の「知る権利」を奪うことになる希代の悪法です。公務員などが情報を漏らせば最高懲役10年の重罪が科せられます。政令や運用基準の案は、政府の恣意(しい)的な運用を防ぐとしていますが、歯止めと呼ぶには程遠く、国民の目、耳、口をふさぐ悪法は施行を許さず廃止するしかありません。

「安全保障」が目的の法律

秘密保護法は、「特定秘密」を指定する目的に「その漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるため」(第3条)と明記しているように、有事のための法律です。安倍政権は昨年末、内閣に事実上の「戦争司令部」というべき国家安全保障会議(日本版NSC)を設置する法案と一体で秘密保護法案を提出し、満足な審議もないまま、国会内外の反対を押し切って成立を強行しました。憲法を踏みにじって集団的自衛権の行使を認め、日本を海外で「戦争する国」にしようとする動きとも軌を一にしています。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

 日本共産党92周年

歴史の岐路、決意を新たに

「安倍政権に非常に危機感を覚える。私の考えに最も近いのが共産党。現政権に歯止めをかけてほしい」―。いま日本共産党本IMG_1396記念講演IMG_1398記念講演最後部や赤旗編集局に届いている声です。集団的自衛権行使反対の街頭署名には市民の列ができ、「子どもが戦争に行くのか、本当に不安」「共産党頑張れ」の声がかかります。(写真は15日 日本共産党創立92周年記念講演する志位委員長。写真右は講演が済んだ最後の一コマ:インターネット中継より)

自民党元幹事長らが「しんぶん赤旗」に登場し「平和と立憲主義を守れ」と発言しているのも、党と「赤旗」を「腹のすわった抵抗勢力」と見込んでいただいてのことです。多くの方々が日本共産党と「赤旗」に期待を寄せてくださっていることに身が引き締まる思いです。

戦争への道を絶対に許さない―これは日本共産党の創立の原点です。日本共産党が誕生した当時の日本は、「天皇絶対」の旗を振りかざした軍部が朝鮮への支配や中国への侵略を拡大する「暗黒国家」「戦争国家」でした。国民は自由な発言を許されず、異を唱えれば容赦なく弾圧されました。

そうしたなか創立された日本共産党は「非合法」とされながら、侵略戦争反対、主権在民の旗を掲げ、文字通り命がけでたたかいました。多くの先人が命まで奪われました。しかし、このたたかいに大義があったことは、日本軍国主義が戦争に敗れ、戦後憲法に戦争放棄と主権在民の原則が書き込まれたことが証明しています。 続きを読む

「きずな」の原稿づくり/しんぶん赤旗「主張」

きょう6日は10日付のしんぶん赤旗読者ニュース「きずな」の原稿づくりをしました。

辺野古新基地

「銃剣とブルドーザー」またか

工事は、辺野古の米海兵隊基地キャンプ・シュワブ沿岸域の埋め立てに先立ち、同基地内に作業ヤード(作業場)を確保するとし日本共産党4つの旗て、兵舎や倉庫などの既存建物を解体するため行われています。解体現場は、新基地のV字形滑走路が通る部分です。1996年に日米両政府が普天間基地の「返還」を県内移設条件付きで合意して初の着工です。72年の沖縄の日本復帰以降、県民が決して許してこなかった本格的な米軍基地建設に踏み出したことは極めて重大です。

沖縄の民意を無視して新基地建設を進める安倍・自公政権の強権的な姿勢とともに、昨年末にキャンプ・シュワブ沿岸域の埋め立てを承認した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事の裏切りは許されません。

安倍・自公政権は工事に着手した1日、新基地の本体工事も含めた事業費として予備費などから637億円(契約ベース)の支出を閣議決定しました。同時に、キャンプ・シュワブ沿岸域の立ち入り禁止区域を大幅に拡大することも決め、翌2日に告示しました。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙の記事より

NHK報道 この異様

キャスターが先導 首相の代弁に終始

NHKの「ニュースウオッチ9」は集団的自衛権行使容認の「閣議決定」直前、6月26日に山口那津男公明党代表、27日に高村日本共産党4つの旗正彦自民党副総裁を連続生出演させ、集団的自衛権行使容認の先導役を果たしました。

26日、同番組の大越健介キャスターは「機は熟しつつある」と山口氏に水を向け、集団的自衛権行使容認の方向を表明させ、山口氏に「期待している」と言葉をかけました。

翌27日、大越氏は高村氏に「(集団的自衛権について)平和を創設、つくっていくためのものなんだという、その説明がいきわたってないんじゃないか」とのべ、集団的自衛権行使容認の一方的立場から政府・与党へ“要望”。高村氏も「今までもしてきたし、これからもする」と応じました。 続きを読む

しんぶん赤旗「主張」

9条覆す閣議決定

この歴史的暴挙、国民は許さず

安倍晋三内閣は、自衛隊発足以来60年にわたり憲法上許されないとしてきた集団的自衛権行使に関する政府解釈をひっくり返IMG_12401面トップ 2IMG_1243国民を欺き 2IMG_1244-平和憲法 2IMG_1246集会写真 2 し、行使は可能とする閣議決定を強行しました。国民的な議論も、国会でのまともな審議もなく、一片の「閣議決定」なるものでクーデター的に政府解釈を覆し、憲法9条を破壊する空前の歴史的暴挙であり、満身の怒りをもって抗議します。4枚の写真はきょう2日の「しんぶん赤旗日刊紙」より

世界も受け入れない

閣議決定が国民の意思に反するのは、直近の世論調査から明確です。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に過半数が反対しています(「毎日」6月29日付=「反対」58%、「賛成」32%、「日経」30日付=「反対」54%、「賛成」29%)。民意を無視した安倍・自公政権の責任は極めて重大です。

安倍・自公政権は、これまで政府が集団的自衛権と憲法解釈の関係についてとってきた見解をいま一度銘記すべきです。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙 きょうの潮流

きょうの潮流    「大衆とともに」。公明党がこの言葉を掲げ、世に出てから半世紀がたちます。一時は安保反対のIMG_12381面71ときもありましたが、大きく方向転換。90年代には自衛隊の海外派遣を認めたPKO法にも手をあげます▼連立の動きも激しくなります。非自民の細川内閣で初めて与党になった後、新進党への合流で分党。再結成したと思ったら今度は自民党と組んで政権に参加。以後、自公の連立は15年にもおよびます▼その公明党がいま、海外での武力行使を認めようとしています。平和を願う国民の期待や不安に背を向けながら。各地方の代表による先日の懇談会でも「北から南まで慎重・反対論が100%」(「毎日」)という状況なのに、です▼この問題では支持母体である創価学会も見解を発表しています。積み上げてきた憲法9条についての政府見解を支持する。集団的自衛権の行使は一内閣による決定ではない。国民を交えた慎重を期した議論で、歴史の評価に耐える賢明な結論を、と▼日本をふたたび戦争する国へと変えようとする安倍政権の野望。「平和の党」「ブレーキ役」を口にしながら、憲法より権力を優先してそれに加担するようでは、国民への裏切りといわれても仕方がないでしょう▼公明党の綱領は「生命・生活・生存の人間主義」を標ぼうします。しかし現実は戦争に国民を引き込む道をひらきながら、「限定的」「歯止めを勝ち取った」と言い訳を重ねる姿です。いつまで国民を偽りつづけるのか。結党から50年、その罪深さが際立ちます。

しんぶん赤旗日刊紙より

集団的自衛権発動へ武力行使3要件 「限定」でなく「無限定」

志位委員長が高村座長私案を批判

自民党の高村正彦副総裁は13日、憲法9条の全面破壊を狙う与党協議で、集団的自衛権の発動を可能にする新たな「武力行使日本共産党4つの旗」の3要件を座長私案として自民、公明両党に提示しました。「新3要件」は自衛隊の武力行使を日本に対する武力攻撃=「急迫不正の侵害」に限定している現行の「自衛権発動の3要件」を根本から覆し、無限定の武力行使を認めるものです


「新3要件」では、日本への攻撃がなくても、「他国に対する武力攻撃が発生」した場合に武力行使ができると明記。地理的な限定もありません。 続きを読む