しんぶん赤旗」カテゴリーアーカイブ

小寒/あす仕事始め/しんぶん赤旗コラム 潮流

きょう5日は「小寒」。小寒(しょうかん)から節分までの30日間を「寒の内」といい、寒風と降雪の時節で、寒さが厳しくなる 頃。これから冬本番を迎えます。 寒稽古や寒中水泳が行われるのは、この「寒」の時季 です。 ※立春が「寒の明け」になります。 この日から、寒中見舞いを出し始めます。

長かった休みも終わり、あすから官公庁は仕事始めです。私は8時30分までに議会事務局に行き、事務局を皮切りに庁内の各職場へ新年のあいさつをして回り、いよいよ2014年の始まりです。

きょうの潮流                                                                                                     三が日はどこも人でいっぱい。家族連れでにぎわい、お年寄りの手を引く孫の姿がほほ笑ましい。親しき者がなごやかに時を過01日本共産党4つの旗ごす光景。ともに一年の幸せを願う温かさがあふれます▼「正月は馬の蹄(ひづめ)の音もよし 間近にものの本繰るもよし」(与謝野晶子)。みなさんはどんな新年を迎えたでしょうか。良い年にしたい、との思いは同じ。いただいた賀状をみると、そのための決意がつづられていました▼詩人会議からは「私たちは表現の自由をはじめ、民主主義を貫く新たな決意をもって詩運動に努めます」。1日2時間の独習をつづけているという90歳の愛読者は、人生をまっとうするためにも「安倍悪政を追及し、ともにたたかう」▼20代の女性からは「いっそう国民の運動を盛り上げて、逆流に立ち向かっていかなければ」。「負けるわけにはいきません」と気持ちをこめる夫婦や、「今年も夜の国会方面へ出向く日が多くなりそう」と書く人も▼劇団民藝が発行する新年号では、奈良岡朋子さんが語っています。世の中の動きから目や耳をふさぐわけにはいかない昨今、生々しい戦争の話や先達の歩んだ道のりを「今、語らなければ」▼2014年の党旗びらき。キーワードは“激突”でした。「どの問題でも安倍政権の暴走と国民のたたかいが、激突する年となる」(志位委員長)。暴走の先に未来はない、大義は国民の側にある。そして、自共対決が際立つ年になるだろう、と。ご一緒に奮闘し、新しい躍進を切り開く年にしましょう。

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

新しい年の門出に

政治切り開き前進させる決意

2014年の新しい年の門出です。日ごろのご購読とご支援に感謝しつつ、心から新年のごあいさつを申し上げます。

秘密保護法の撤廃や「原発ゼロ」、雇用と賃金の改善、環太平洋連携協定(TPP)参加阻止などのたたかいは、新年に引き継がれ01日本共産党4つの旗ました。年明け早々には米軍新基地建設が焦点になる沖縄県名護市の市長選挙や東京、京都の知事選がおこなわれます。日本共産党は1月中旬、第26回大会を開きます。新しい年が昨年の参院選が浮き彫りにした「自共対決」の政治を切り開き、暮らしと平和を前進させる年になるよう力を尽くす決意です。

安倍政権の暴走と破たん

「自民党のネオコン化が止まらない…現在の自民党は、果たして保守政党の王道を歩んでいると言えるのだろうか」「今の自民党は保守政党でなく右翼化した全体主義政党だ」―最近の論壇にあらわれた指摘です。特徴的なのは、むしろ「保守」の論客からの安倍晋三政権へのきびしい見方です。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

「原発ゼロ」

新年も、たたかいを強めて

東京・永田町の首相官邸前、暮れも押し詰まった27日夜も、「原発ゼロ」を求める抗議行動が繰り広げられました。首都圏反原発01日本共産党4つの旗連合が呼びかけ、ほぼ年間を通して毎週金曜日夜におこなわれてきた行動です。「原発なくせ」「再稼働やめろ」―。ドラムの音にあわせた力強いコール(掛け声)が冷たい風が吹き抜けるなか、首相官邸など官庁街と国会議事堂にこだまします。新年もたたかいを強め、「原発ゼロ」を実現する決意をこめて。

官邸前から全国へと

毎週金曜夜の首相官邸前抗議行動は、東日本大震災と東京電力福島原発事故から1年たった2012年3月に始まりました。官邸前の行動は大阪、京都、名古屋などの主要都市や原発立地県の福井、石川、静岡など各地に広がり、「原発ゼロ」を求める大きなうねりを、粘り強く作り出しています。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

安倍政権1年

暴走の一つ一つが破綻深める

「内閣支持率急落47%」(共同通信、「東京」など)、「安倍内閣支持率50%に下がる」(NHK)、「内閣支持9%下落55%」(「読01日本共産党4つの旗売」)、「内閣支持急落、最低の47%」(時事通信)―安倍晋三政権が臨時国会で秘密保護法の成立を強行した直後、メディアが伝えた世論調査の結果です。顕著なのは内閣支持率の低下で、いくつかの調査では50%を割り込みました。北海道、福島、沖縄では、「不支持」が「支持」を上回ります。昨年末の総選挙結果を受け第2次安倍政権が発足して26日で1年。安倍政権の暴走が、矛盾と破綻を深めさせています。

国民との矛盾あらわに

政権に復帰していらい、「強い経済を取り戻す」「経済の再生が最優先」と繰り返した安倍首相が、まず打ち出したのが、大胆な金融緩和と機動的な財政出動、規制緩和による「アベノミクス」でした。首相はそのために日銀総裁を事実上更迭、「2%のインフレ目標」を掲げた黒田東彦(はるひこ)氏を総裁に起用し、規制緩和では「世界一企業が活動しやすい国」をめざすと公言するなど、暴走を繰り返しました。その後も日本の農業に壊滅的な打撃を与える環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を決めるなど、暴走に歯止めがかかりません。 続きを読む

しんぶん赤旗「主張」

猪瀬都知事辞職

辞任は当然、説明責任果たせ

 医療法人「徳洲会」グループから5千万円の資金提供をうけ、都民・国民から批判が集中していた猪瀬直樹東京都知事が辞任を01日本共産党4つの旗表明しました。首都の行政トップが、就任からわずか1年で「政治とカネ」問題で職を失う、異常事態です。疑惑の発覚から約1カ月、記者会見や議会答弁のたびに説明を二転三転させ、国民の怒りをかきたてるなか、居座り続けられなくなったのは明らかです。都政への信頼を失墜させた猪瀬氏に知事の資格はないのは明白です。辞任は当然ですが、これで疑惑の幕引きを図ることは許されず、猪瀬氏は説明責任を果たすべきです。

「妻が秘書が」の揚げ句

「記憶にない」「妻がやったこと」「秘書に聞いて」―。5千万円資金提供疑惑について都議会で答弁する猪瀬氏の無責任な発言に、あぜんとするばかりでした。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙の「主張」

秘密保護法の強行

国民の怒り恐れた暴挙許せぬ

安倍晋三政権とその与党の自民、公明両党には、憲法の国民主権、基本的人権、平和主義の原則を根本から踏みにじる違憲01日本共産党4つの旗の悪法を、衆院でも参院でも強行採決に次ぐ強行採決で、国民各層に広がる反対の声を押しつぶして成立させることへの、自覚もためらいもないのか―。秘密保護法案をめぐる国会の事態に、腹の底からの怒りがわいてきます。国民は安倍政権の暴走を絶対に容認しません。安倍政権の暴走の一歩一歩が、国民との新たな矛盾と破綻を引き起こすのは確実です。

「反対」は国民の世論

秘密保護法「反対」は、「朝日」50%、「毎日」59%、「日経」50%―。いずれも各メディアの直近の世論調査です。世論調査での「反対」は、法案の国会審議が進み、秘密保護法の中身と問題点が国民に知られるにつれ増加しました。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

秘密保護法案強行

暴挙が危険性浮き彫りにした

 審議が始まったばかりの秘密保護法案の危険性が次々と明らかになり、国民の反対の声が日に日に広がる中で、自民、公明のIMG_1834-機密保護法案の記事与党と「修正」に合意した野党のみんなの党だけが賛成して衆院特別委員会の質疑を打ち切り、委員会も衆院本会議も通過させる―。まさにこの暴挙こそ、国民の目、耳、口をふさいで「戦争する国」をめざす、秘密保護法の危険性を浮き彫りにしたというしかありません。政府の勝手な判断で、都合の悪い情報は隠す秘密保護法案は危険です。強行採決は撤回させ、徹底審議で廃案に追い込むべきです。(写真は27日付しんぶん赤旗日刊紙1面トップ記事)

国民の声は聞かない

とにかく暴挙としかいいようのない「採決」でした。秘密保護法案は国民のあいだでほとんど議論のないなか、突然国会に提出され、衆院特別委員会での質疑もまだ2週間しかおこなっていません。国民の圧倒的な世論は、今国会での成立は急ぐべきではないというものです。前日(25日)福島県で開かれた特別委員会の地方公聴会でも、与党の推薦を含め7人の公述人全員が法案に反対あるいは慎重審議を求めました。異例な事態です。その声さえ踏みにじって採決を強行したのは、まさに国民の目、口をふさぎ、国民の声は素通りさせる姿勢だからです。 続きを読む

機密保護法案の危険性

きょう23日のしんぶん赤旗日刊紙1面トップで機密保護法案の危険性が具体的に掲載(写真)されています。是非しんぶん赤旗をご購IMG_1817日刊紙1面読いただき、機密保護法案の危険性の理解をより深めていただき、同法案廃案まで力を合わせましょう。

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

秘密保護法案の危険

「よらしむべし」の正体見えた

 「民はよ(由)らしむべし、知らしむべからず」ということばがあります。もともとは『論語』の、民は為政者の施策に従わせることはで01日本共産党4つの旗きるがその道理を理解させるのは難しいという意味だといいますが、いまは為政者は民を従わせればいいので道理をわからせる必要はないという意味で使われます。

衆院で審議が始まっている秘密保護法案はさしずめ、そのことばどおりの法案というべきでしょう。外交、防衛などの情報を安全保障に関わる「特定秘密」だと指定することによって、国民の目、耳、口をふさいで、「戦争する国」への道を突き進むものだからです。

秘密がどこまでも広がる

先週から衆院特別委員会で始まった審議で浮き彫りになったのは、秘密保護法で国民から隠そうという「特定秘密」が広範で、政府の判断でどこまで広がるかわからないという危険性です。

秘密保護法案は、「安全保障に著しい支障を与えるおそれがある」という理由で、「行政機関の長」が、防衛、外交、「特定有害活動」、テロリズムの防止の4分野から「特定秘密」を指定することになっています。 続きを読む

しんぶん赤旗日刊紙「主張」

秘密保護法案審議

暗黒社会への策動は許せぬ

 国民にはなにが「秘密」かも知らせないまま、公務員がそれを漏らしたり、国民が知ろうとしたりすれば重罰に科されることもある01日本共産党4つの旗―安倍晋三政権が今国会で日本版NSC(国家安全保障会議)設置法案と一体で成立させようとしている、秘密保護法案の衆院での審議が始まりました。日本を戦前のような暗黒社会に変え、アメリカといっしょに海外で「戦争する国」になることをねらう軍事立法です。廃案に追い込むため、力を尽くそうではありませんか。

なにが秘密かも秘密

秘密保護法案は、政府が持っている行政情報のうち、外交、防衛、テロ、スパイなど、その漏えいが「我が国の安全保障に著しい支障を与える」ものを「行政機関の長」が「特定秘密」と指定し、その管理や提供、取り扱いの仕組みを定め、それに違反した公務員などは最長で懲役10年の重罰を科すというものです。なにが「特定秘密」と指定されているかは秘密です。

現在も政府は「特定管理秘密」や「防衛秘密」などの名目で40万件を超す行政情報を国民に隠しており、秘密保護法ができれば「行政機関の長」の判断で、秘密がどこまでも広がる恐れがあります。 続きを読む