再稼働は直ちに中止すべきだ
毎週末の金曜日夜、東京都心の首相官邸を取り巻くデモ。勤め帰りの労働者や主婦、若者らがツイッターなどでの呼びかけにこたえて三々五々集まり、官邸に向かって「原発再稼働はやめよ」「原発なくせ」と叫びます。最初は数百人だったのが、野田佳彦首相が関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めるとともに参加者は数千人、1万人余と膨らみ、先週はついに4万5千人に達しました。首相官邸だけでなく、関西電力がある大阪など全国各地に広がり、24日には野田首相の地元、千葉県船橋市でも行われました。人呼んで「紫陽花(あじさい)革命」です。(写真は6月30日付け「しんぶん赤旗」の1面トップ記事)
国民の声聞くどころか
野田首相は国会で、官邸を取り巻くデモについて聞かれ、「毎週金曜日に官邸周辺でデモが行われ、シュプレヒコールもよく聞こえている」と答えました。首相の地元船橋市のデモについても「よく承知している」と答えています。しかし、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決め、それを突破口に停止中の他の原発の再稼働も急ぐ首相の姿勢は、国民の声を聞く態度とはまったく無縁のものです。 続きを読む