2017年1月11日(水)
主張
東京五輪会場整備
混迷から抜け出す議論こそ
新しい年が明け、2020年の東京五輪・パラリンピックの開催まで3年と迫りました。その準備は、いよいよ待ったなしの段階を迎えています。とりわけ早期の打開が求められているのが、主要な競技会場の整備問題です。
将来をしっかりと見据え
メイン会場となる新国立競技場は、基本設計の見直しで約1500億円に建設費を抑え、昨年着工に踏み出したものの、総工費の高騰への危惧も払しょくされていません。国と東京都の経費負担の区分、聖火台の設置、仮設席の取り扱い、五輪後の使用と維持などの課題も山積みされたままです。 続きを読む