3日午後1時30分から、井笠地域地場産業振興センター5階大会議室で「井原市公共交通シンポジウム」が開催され参加しました。約120人程の参加のようでした。先ず瀧本市長の開会あいさつに続いて、「みんなが当事者となって育てる地域交通」と題した、鈴木文彦氏(交通ジャーナリスト)による基調講演がありました。鈴木氏の基調講演は演題のとおり、みんなが当事者となって育てる地域交通についての示唆に富んだ内容でした。 休憩を挟んで、橋本成仁岡山大学大学院准教授をコーディネーターに「井原の公共交通を考える~地域の生活を維持するために~」をテーマにパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、利用者や公共交通サポーター、交通事業者、上記の鈴木氏らがパネリストになり、前記三者のパネリストから、それぞれの立場で切実な悩みや要望が語られ大変勉強になりました。 この中で、鈴木氏からまとめ的な発言があり①それぞれの地域で関係者が一堂に集まって、ざっくばらんに話が出来るような場を市が設定し、利用者、市側、交通事業者が話し合うことが何回かできれば、一歩前へ進めるのでは。②公共交通について大半の人は無関心だろうと思うので、公共交通に関する情報をドンドン与えていくことが必要ではないだろうか。列車やバスの乗り方等も解説し、迷わず不安にならないように利用してもらえるよう情報を提供するし知ってもらうとうにすれば、との指摘は、非常に示唆に富んだものと私は受け止めました。 最後に井原市公共交通会議会長の三宅副市長が、井原市の交通について明治からの歴史を紐解き、井笠鉄道の開通・廃止や井原鉄道の開通、それに伴う各種の交通交通などの話を織り交ぜた閉会のあいさつで会を閉じました。写真左から瀧本市長が開会あいさつ、講演する鈴木氏、会場の展示品、パネルディスカッション、三宅副市長が閉会のあいさつ。
井原市公共交通シンポジウム
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