2016年7月8日(金)
7・10参院選 迷っているあなたへ
参院選は10日投票です。世論調査では投票先をまだ決めていない人が4割以上。最後まで摸索している人たちによびかけていきましょう。「あなたの1票が政治を変えます」と。
投票行くか迷っている
日本の命運かかった選挙
安保法制=戦争法と9条改憲で、日本を「海外で戦争する国」にしていいのかどうか―が大争点に浮上しています。まさに日本の命運がかかった歴史的な選挙です。ぜひ大切な1票を投じて、改憲の道を許さない審判を下してください。
安倍晋三首相は、参院選で憲法について一切語ろうとはしていません。しかし、憲法9条2項を変えて「国防軍」創設などを盛り込んだ改憲案を示し、首相自身も9条改憲を否定していません。
報道で「改憲勢力3分の2」などの予測が出されていますが、自公とその補完勢力が多数を得れば、この野望に本格的に手をつけようとするでしょう。
しかし、世論調査では、「憲法を変える必要はない」が55%、憲法9条を「変えない方がよい」は68%(「朝日」)。参院選で改憲勢力が3分の2を確保することに「反対」が49・6%(時事)です。その意思を選挙で示すことが日本の将来を左右します。
日本共産党は戦前から主権在民を主張し、侵略戦争に命がけで反対しました。その主張が結実しているのが現行憲法です。「憲法を守ってほしい」「9条を次の世代に無傷で手渡したい」―この願いは、どうか日本共産党に託してください。
選挙で政治変わらない
市民と野党で変える展望
「投票しても政治は変わらない」「誰がやっても政治は同じ」とあきらめてしまう前に、「今の政治を何とかしてほしい」という願いを実現するにはどうすれば良いかを考えてみてください。
今度の参院選では、「安倍政治の暴走を止めてほしい」という市民の願いを受けた野党共闘が実現し、市民と4野党が一体となってたたかう国政史上初の選挙戦となっています。野党4党は、安保法制=戦争法廃止、立憲主義回復という大義を掲げ、暮らしや民主主義に関する共通政策も豊かに発展させています。そこには、今の政治を変える具体的ビジョンが示されています。野党共闘と日本共産党への1票は、新しい政治を開く希望の1票です。
「民主主義に観客席はない」―。これはSEALDs(シールズ)の奥田愛基さんの訴えです。政治を変えるチャンスは大きく広がっています。あとは私たち一人ひとりの行動で決まります。
自民支持だけど
安倍政治ストップの願いを
長年、自民党を支持してきた方々でも、安倍政権の暴走に不安や不満を抱く方がいらっしゃるのではないでしょうか。
安倍政権は、歴代自民党政権が守ってきた憲法解釈さえ投げ捨てて集団的自衛権の行使容認を「閣議決定」し、安保法制=戦争法を強行しました。これに対し柳沢協二・元内閣官房副長官補をはじめ政権中枢にいた方々も反対の声をあげています。
沖縄新基地問題、TPP(環太平洋連携協定)など国民の意思に耳を傾けない強権政治も目に余るものがあります。
この安倍暴走政治と対決し、多くの人々との共同を呼びかけているのが野党共闘で、その中で頑張っているのが日本共産党です。
自ら「保守の人間」という神奈川県の「ツギセン@県西」共同代表の小山田大和さんは「安倍政権を食い止めるために、保守の人間こそ『共産党』と書くくらいの行動を」と呼びかけます。
「安倍さんにはもうついていけない」「安倍暴走におきゅうをすえたい」という方は、その思いを日本共産党に託してください。
公明支持だけど
戦争に反対貫いた共産党
公明党といえば、「平和」や「福祉」を一番の看板にしてきました。でも、今の公明党はどうでしょうか。
集団的自衛権行使に反対といっていたのに、行使容認の「閣議決定」に賛成。憲法を踏みにじる戦争法=安保法制に対しては、公明党を支持する創価学会の会員もたくさん反対していましたが、自民党と一緒になって強行しました。福祉のためと言って消費税増税を強行しながら、年金削減や医療費の負担増など、社会保障の切りすてを進めています。
今度の選挙は、戦争法と9条改憲で日本を「海外で戦争する国」にしていいのかどうかが大争点です。自民党は“戦力は持たない”“戦争はしない”と掲げた9条2項を削除して、国防軍をつくり、自衛隊がアメリカと肩を並べて無条件に戦争に参加できるようにしようとしています。
こんな危険な道に進むことは絶対に許してはいけません。日本共産党は、戦前の侵略戦争に命がけで反対を貫いたスジ金入りの平和の党です。
今度は、ぜひ日本共産党を支持していただけないでしょうか。
野党に任せて大丈夫?
任せて安心の「野党共闘」
今回の野党共闘は、“安倍政権の暴走ストップ”を求める市民の願いに応えて実現しました。戦争法を廃止し、憲法を守るまっとうな政治=立憲主義を取り戻すという国民的大義で結束しています。
経済政策でも野党4党は「アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困を是正する」ことを確認し、“暮らしを応援して経済を立て直そう”という対抗軸をしっかり立てています。先の国会では、保育士の処遇改善や子どもの貧困対策、労働時間の法規制など15本の法案を共同で提出。最低賃金1000円以上、給付制奨学金導入を進めることも一致しています。
さらに日本共産党は(1)大企業と富裕層に応分の負担を求める(2)税金の使い方を暮らし優先に(3)働き方の改革―という「三つのチェンジ」を主張。アベノミクスを大本からただして、国民生活を守る対案を示しています。
安心して野党と日本共産党に任せてください。
日本共産党への1票は
▽安保法制=戦争法廃止、9条守れの1票
▽「アベノミクス」ストップ、暮らし応援で経済をたてなおす1票
▽TPP、原発、沖縄―国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない1票
▽野党と市民の共闘を前進させる1票