きょう(16日)午後1時から井原市民会館鏡獅子の間で平成22年度田中(でんちゅう)美術館友の会の総会があり出席しました。出席者は22人と毎年非常に少ない参加です。総会は通例の議事進行で、すべての議案が承認されました。この会議の中で、平成2年5月に60人の会員で友の会が発足、現在の会員は230人(家族会員を含めれば242人)になった。今後も会員増を目指して行きたいとのことでした。年会費は3,000円です。美術に関心がおありの方はご入会を。これまでは華鴒大塚美術館(井原市高屋町)と竹喬美術館(笠岡市)では会員証を提示すれば入館料の割引がありましたが、今年度から福山美術館での割引が受けれることのなったことも明らかにされました。写真は開会のあいさつをする為重会長。
田中友の会総会のあと同じ会場で、友の会主催で初めてということでしたが、現在、田中美術館で春の企画展「刀(とう)の芸術」が開催されており、これに関わった岡山県立博物館の佐藤寛介(ひろすけ) (井原市出身)主任学芸員を招いて「人間国宝 宮入行平(みやいりゆきひら)刀匠の世界」と題して講演がありました。参加者は約50人程度でした。先生は、宮入刀匠の刀作りについてのことは勿論、宮入刀匠と平櫛田中の親交について、現在研究中の内容を大変分かりやすく話され、この二人の関係が良く分かり、田中について一段と興味が湧いてくる内容でした。写真は佐藤先生