橋下氏「慰安婦」発言
公人として人間として落第だ
本来なら15日は沖縄の日本復帰から41年にあたり、4月に安倍晋三政権が政府主催の「主権回復」式典を強行したことからも欠かせないテーマですが、きょうはそれに先立って、「日本維新の会」代表でもある橋下徹大阪市長の一連の発言を取り上げなければなりません。アジア・太平洋戦争中の日本軍「慰安婦」問題に関連して、慰安婦制度が「軍隊にとって必要だった」と積極的に弁護し、あまつさえ、性犯罪が絶えない沖縄の米軍にたいし「もっと風俗業の活用を」などと求めたのです。市長など公人としてだけでなく人間として落第だと断罪するものです。
女性を人間扱いしない
橋下氏はこれまでも日本軍「慰安婦」問題について、「強制連行のような事実はなかった」との発言を重ねて批判を受けてきましたが、 続きを読む