発議要件「緩和」
改憲に固執する画策許さな
安倍晋三首相がヨーロッパ訪問中の記者団との懇談で、首相が就任以来固執している憲法改定の発議要件の「過半数」への「緩和」について、「平和主義、基本的人権、国民主権は現行に据え置くことも議論する」と発言しました。多少目先を変えながら、発議要件の「緩和」はあくまで実現し、それを突破口に改憲をすすめる態度です。首相は参院選ですぐには改憲に必要な「3分の2」が確保できなくても、日本維新の会やみんなの党に加え、「民主党の中にも条文によっては賛成する人がいる」と発言しています。改憲実現になりふりかまわぬ姿勢です。
96条改定の焼き直し
憲法96条で、改憲の発議には衆参両院の国会議員の「3分の2」以上の賛成が必要となっているのを「過半数(2分の1以上)」に変えようというのが発議要件の「緩和」です。 続きを読む