新「番号制度」法案
危ない「便利の押し売り」だ
民間利用の前倒し
番号制度は、すべての国民、中長期滞在と特別永住の外国人などに一生同じ11桁以上の「個人番号」を割り振ります。これまで別々の番号で運営されてきた年金、医療、介護などの情報が、個人番号を通じて政府や市町村が管理できるようにする仕組みです。
安倍内閣の番号制度法案は、昨年の国会で廃案になった民主党政権の「マイナンバー法案」をつくり直したものです。昨年の国会で消費税大増税と社会保障「一体改悪」関連法を強行した民主、自民、公明3党は、「マイナンバー法案」の早期成立も密室談合で合意しましたが、国民的な批判が広がるなかで、審議入りすらできませんでした。新しい番号制度法案は、その“復活”です。 続きを読む