主張
沖縄米軍幹部暴言
どこまで民意を見下すのか
沖縄の米海兵隊普天間基地(宜野湾市)に代わる名護市辺野古の新基地建設で、警察や海上保安庁の暴力的な警備行動によって新基地建設に抗議する市民らにけが人が出ている問題について、在沖縄海兵隊の報道部次長が「ばかばかしい」と発言していたことが分かり、怒りが広がっています。沖縄の日本復帰前と同じような占領者意識丸出しです。耐え難い米軍基地の重圧の強化に必死で反対する人々をどこまで見下し、侮蔑するのか。決して見過ごせない許し難い暴言です。
「現実直視しない妄言」
英字紙ジャパン・タイムス9日付(電子版)によると、問題の報道部次長は、新基地建設に抗議する人々を、反則を受けたように芝居するプロのサッカー選手に例え、「けがをさせられたように見せかけようとしているが、実際に見るとばかばかしい(laughable)」と述べたといいます。さらに、「彼ら自身の選択で道路に横たわり、動く車両につかまって引きずられておいて、平和的な抗議でけがをさせられたと主張している」とも述べました。 続きを読む