2015年5月8日(金)
主張
政治資金疑惑続発
全容解明と企業献金の禁止を
政治資金規正法に違反した虚偽記載の疑いで小渕優子前経済産業相の元秘書2人が起訴、日本歯科医師連盟(日歯連)は自民党議員に限度額を超えた献金を行うため民主党議員の後援会を迂回(うかい)させていた疑いで検察の捜索を受ける―政治資金をめぐる疑惑が立て続けに起きています。政治資金の届け出と収支の公開は、政治家が自らの政治活動について、国民から「不断の監視と批判」を受けるためのものです。政治家が自らの疑惑を解明するとともに、疑惑の温床となっている企業・団体献金の全面禁止に踏み出すべきです。
虚偽記載で政界工作捻出
小渕氏の政治資金疑惑は、昨年秋、同氏が後援会の観劇会の費用などを立て替えていた疑いとして発覚、小渕氏は経産相を辞任したものの疑惑の真相は明らかにせず、検察の捜査が続いていました。 続きを読む