「違憲状態」判決
選挙制度の抜本改革は急務だ

判決は一部の選挙区の定数を調整するだけでなく、選挙制度を改正し「1票の格差」を解消するよう求めています。先の国会で民主、自民などが提案し強行した定数の「4増4減」案でごまかすのではなく、抜本改正が不可欠です。
格差は最大5倍にも
判決は前回参院選挙の、都道府県を単位とした選挙区選挙での「1票の格差」をめぐるものです。前回選挙では議員1人当たりの有権者数が最高の神奈川県の約121万人と最低の鳥取県の約24万人とでは5倍もの開きがありました。全国17カ所で起こされた裁判は、高裁では「合憲」「違憲」「違憲状態」と判断が分かれました。
参院の選挙制度は、全国1区の比例代表と、都道府県が単位の選挙区があり、任期は6年ですが、3年ごとに半数ずつ改選します。得票に応じて議席が配分される比例代表では「1票の格差」はありませんが、選挙区選挙では定数が偶数となっていることもあり、人口の変化で格差が拡大します。 続きを読む