いよいよきょう31日で今年も終わり、あすから新しい年です。2013年は4月の井原市議選、7月の参院選と続きます。年明けから気を引き締めていかなくては・・・・・。
2度目の越年 「人間の復興」こそ中心に
東日本大震災の被災地は厳しい2度目の冬を迎えています。大地震と大津波、原発事故によって住み慣れた故郷を追われ、いまだに約32万人が避難生活を強いられて年を越します。震災直後の避難者約47万人の6割以上にあたる人たちが1年9カ月たっても“安住の地”を確保できない深刻な現実です。大規模な災害と立ち向かい生活再建と復興にむけて懸命な努力を続ける被災者を支えるため、政治が従来の枠を超えて支援することがいよいよ求められます。
住まいと暮らしの支えを
例年を上回る猛烈な寒波が年末の被災地を襲っています。プレハブ仮設住宅では、被災者が光熱費のかさむことを気にしつつ電気ごたつやエアコンなどで暖をとりますが、底冷えする室内を十分暖めるには限界があります。
隣家を隔てる壁は薄く、近所に迷惑をかけたくないと、小さな子どものいる家庭などは子どもの声が響かないようにと苦労がたえません。高齢者からは「仮設では死にたくない…」という悲痛な声も上がります。長びく避難生活は、多くの被災者を肉体的にも精神的にも疲弊させています。 続きを読む